お米の保管に必要な米びつですが、移し替えの面倒などから「使いたくない」「いらない」という声が多くみられます。
10kgの米を抱えて移し替えるの大変なのよね〜
腰がオワル…
本記事では、米びつは本当にいらないのかメリットとデメリットを検証いたしました。
結論からいうと、開封から一定期間お米を保存するという方は必ず米びつの購入をオススメします。
記事の後半では、米びつを使わない場合の代用品も紹介しています。
これから購入を検討されている方は、是非参考にしてみてください。
米びつはいらない?口コミと評判を検証
調査した結果、米びつは「必要」という評判と「いらない」という評判のどちらも見受けられました。
双方の評判において具体的にどのような意見が寄せられていたのか、詳しくご紹介いたします。
米びつは必要という評判
「米びつは必要」という意見としては、以下のような口コミが見受けられました。
・お米に虫がわいてしまったので必要
・お米をこぼしてしまうので必要
・お米のおいしさが保たれる
お米に虫がわいてしまったので必要
お米を保存する場所の環境によっては、お米に虫が入り込みそのまま増えてしまう場合があります。
実際に虫がわいてしまった人であれば、お米を密閉保存できる米びつの必要性に気が付くことでしょう。
お米をこぼしてしまうので必要
袋入りのお米は基本的に重みがあるため、使うときに袋から直接取り出すとこぼしてしまうケースが少なくありません。
お米は1度こぼすと後片付けが大変なため、米びつがあればよかったと感じる方も多いようです。
お米のおいしさが保たれる
米びつはお米を密閉保存することができるため空気による参加を防ぎ、おいしさを長持ちさせることが可能です。
近年は上記のような保冷タイプの米びつも販売されており、鮮度をより効果的に保つことができます。
米びつはいらないという評判
「米びつはいらない」という意見としては、以下のような口コミが見受けられました。
・少量のお米しか消費しないのでいらない
・お米を計って取り出すのが面倒だからいらない
・米びつがなくても問題なく保存できるからいらない
少量のお米しか消費しないのでいらない
少人数の世帯だと消費するお米の量が少なく、1~3合程度であればまとめて炊いても電気代に大きな差はありません。
上記のようにそもそもお米を保存する機会がないという人は、米びつの必要性が薄いと感じるようです。
お米を計って取り出すのが面倒だからいらない
米びつにお米をまとめて保存すると、毎回量を計って取り出す手間がかかります。
上記のように代用品で小分けにして保存しておくことで、米びつの使用をやめている方も見受けられます。
米びつがなくても問題なく保存できるからいらない
お米を袋のまま保存しておいても、品質に問題がないためいらないと感じる方もいます。
米びつの主な目的は虫や湿気などからお米を守ることなので、そのようなトラブルに見舞われない環境で保存ができる人は米びつの必要性が薄いと言えます。
評判からみる米びつがいらない人の特徴
上記でご紹介した評判から見える、「米びつがいらない」と感じる可能性がある人の特徴は以下の通りです。
米びつがいらない人①:お米の出し入れが面倒に感じる人
米びつがいらない人②:1人暮らしなどお米の消費量が少ない世帯
米びつがいらない人①:お米の出し入れが面倒に感じる人
米びつがあるとお米を購入するたびに米びつを移し替え、炊くときに毎回軽量しながら取り出す…という工程が生じます。
評判を調査している中で、上記の工程が面倒に感じるため米びつはいらないと感じている人は多く見受けられました。
米びつがいらない人②:1人暮らしなどお米の消費量が少ない世帯
1人暮らしや少人数の世帯など、お米の消費量が少なく長期的に保存することがない場合は米びつがなくても問題がないと言えます。
また、1人暮らし向け賃貸住宅のようにキッチンがコンパクトな場合、米びつがあるとかえって邪魔と感じる可能性も考えられます。
上記とは逆に、「お米を出し入れする手間よりも米びつから得られるメリットを重視したい」「お米をよく使うため長期保存ができるアイテムが欲しい」と考える人に米びつは必要性が高いと言えます。
米びつを使用するメリットとデメリット
そもそも米びつとは、どんなメリットを得るために使われ続けていた道具なのでしょうか。
以下より、米びつの主なメリットとデメリットをご紹介いたします。
米びつのメリット
お米の鮮度を保てる
炊飯する前のお米は、保存環境によってはすぐに味が落ちてしまう生鮮食品です。
空気や日光に晒されると劣化が進んでしまいますが、米びつはそのような外的要因からお米を守ることができます。
逆に米袋は空気の通り道となる穴が空いているため、そのまま保存すると味の劣化が進みやすくなります。
お米にカビ・虫が発生しにくくなる
お米に空気が触れ続けていると、空気に含まれている湿気でカビが発生しやすくなります。
特に夏場のキッチンやシンク下などは高温多湿になりやすく、米袋のままで長期保存することはできません。
米びつは密閉容器なので、お米を入れておけば空気が原因の劣化だけでなく湿気によるカビの発生も防ぐことが可能です。
虫が侵入し繁殖してしまうことも防止できるため、お米を安全に管理するうえで米びつは有効なアイテムと言えます。
米びつのデメリット
お米を保護する性能は素材に左右される
米びつは、主にプラスチック製・ガラス製・桐製の製品が販売されています。
気軽に使いやすいのはプラスチック製ですが最も湿度の影響を受けやすく、透明なものは日光にも注意が必要です。
保護性能としてはガラス製や桐製が優れている一方、重みがありお手入れもプラスチック製よりやや難しくなります。
移し替えが必要
「いらない人の特徴」でも解説した通り、米びつの使用にはお米を移し替える手間も伴います。
お米を守るためとはいえ、買う度にkg単位の重い米袋を抱えて移し替える作業を苦に感じる方は多いです。
オススメの米びつ3選
米びつを購入する際はそのメリットを十分に活かすためにも、「密閉性」「サイズ(容量)」「形状」をチェックしたうえで選ぶことが大切です。
それらを踏まえて、オススメしたい人気の米びつを3つご紹介いたします。
・パール金属 米びつ(5kg)
・アスベル 密閉米びつ(2kg)
・野田琺瑯 保存容器(10kg)
パール金属 米びつ(5kg)
5kgのお米を袋のまま密閉保存することが可能な、プラスチック製の米びつです。
米びつのデメリットである「移し替え」が不要で、手間なくお米を安全に保存することができます。
楕円形のスリムな形状をしているため、収納スペースに困りにくいこともポイントです。
アスベル 密閉米びつ(2kg)
2kgまでのお米を保存でき、冷蔵庫にも収納可能なコンパクトサイズなので1人~2人暮らしの世帯におすすめな米びつです。
お米を使うときはキャップを外し、計量カップへ注ぐように出すことができます。
本体上部のハンドルや側面のくぼみにより、片手で持ちやすいことも特長です。
野田琺瑯 保存容器(10kg)
創業から70年以上の老舗ホーローメーカー、「野田琺瑯」製の保存容器です。
10kg分のお米だけでなく、野菜や漬物など様々な食品を保存することができます。
蓋の内側に取り付けるシール蓋が付属しており、密閉保存が可能なため空気や虫が侵入せずお米の鮮度が保たれます。
米びつを使わない場合の代用品
米びつはお米の鮮度や安全性を保つために必要なアイテムですが、どうしてもサイズが大きく扱いにくさを感じる方もいることでしょう。
しかしお米を適切に保存できるアイテムは米びつに限らず、以下のようなアイテムで代用することが可能です。
ジップロック
ジップロックなど、密閉ファスナーが付いている袋は少量のお米を保存する際におすすめな代用品です。
あらかじめ1度に必要な分量を計って小分けにしておけば、毎回計る手間も省くことができます。
米びつやペットボトルよりもスリムに収納することができるため、冷蔵庫のスペースを摂らないというメリットもあります。
ペットボトル
使用済みのペットボトルを、米びつの代わりに再利用するという手もあります。
蓋をしっかりと閉めれば密閉されるため、お米の酸化や他の食材の匂い移りを効果的に防ぐことが可能です。
ただしお茶やジュースなど匂いがある飲料のペットボトルを使うとお米に匂いが移る可能性があるため、水が入っていたペットボトルを使うことをおすすめします。
小分け袋の米
商品によっては、最初からお米が1合ごとに小分けされているものもあります。
最初から小分けされているため自分で容器に移し替えたり計ったりする必要がなく、必要な分だけ使える便利なタイプのお米です。
一般的なkg単位のお米よりも品数は少ないですが、より保存の手間をかけずお米を使いたい方におすすめです。
米びつに関するよくある質問
最後に、米びつに関してよくある質問を回答と一緒にまとめました。
・米びつは何のために使うんですか?
・米の保存は米びつと米袋のままのどちらが良いですか?
・米びつはどこに置くのが最適ですか?
・4人家族だと何キロの米びつが必要ですか?
・2人暮らしだと何キロの米びつが必要ですか?
・計量米びつのデメリットはなんですか?
・米びつは冷蔵庫のどこに入れたら良いですか?
・米びつの洗い方は?
・米びつへの移し方はどうしたら良いですか?
米びつは何のために使うんですか?
お米は空気に触れることで酸化して味が落ちる他、湿気でカビが発生したり虫が侵入する可能性があります。
外的要因からお米を守り品質を長持ちさせるため、米びつでお米を密閉保存する必要があります。
米の保存は米びつと米袋のままのどちらが良いですか?
米袋は通気性を良くするために穴が開いているため、そのまま保存するとお米の劣化が進みやすくなります。
そのため、購入後のお米は米びつなどで密閉保存することをおすすめします。
米びつはどこに置くのが最適ですか?
米びつは日光が当たらず、熱や湿気がこもりにくい冷暗所での保存が最適です。
冷蔵庫が理想的な環境に近いため、スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
4人家族だと何キロの米びつが必要ですか?
家族の年代などによって異なりますが、4人家族の場合は10~20kg程度の米びつが適しています。
2人暮らしだと何キロの米びつが必要ですか?
2人暮らしの場合、一般的には5~10kg程度の米びつが適しています。
計量米びつのデメリットはなんですか?
計量米びつは必要な分のお米を計量しやすいというメリットがありますが、その一方で「スペースを取ること」「奥に手が届きにくくお手入れが難しいこと」といったデメリットがあります。
通常の米びつと計量米びつのどちらかを選ぶ場合は、計量のしやすさを重視するか収納・お手入れのしやすさを重視するかで判断すると良いでしょう。
米びつは冷蔵庫のどこに入れたら良いですか?
米びつは野菜室での保存が適しています。
野菜室は冷蔵室よりも温度がやや高いため、お米を保存するうえで理想的な環境に近いからです。
米びつの洗い方は?
米びつは中のお米をすべて出したうえで、水洗いをしましょう。
ただし桐製の米びつは水洗いができないため、湿らせた清潔な布で米ぬかを拭き取ります。
お手入れ後はしっかりと水気を飛ばすため、1日程度は天日干ししておきましょう。
米びつへの移し方はどうしたら良いですか?
ペットボトルなど口が小さい容器にお米を移し替える場合は、「じょうご」を使うとお米がスムーズに入ります。
まとめ
お米を移し替える手間が生じるため、「いらない」と評する人も少なくない米びつ。
しかし米びつは空気や湿気、虫などの外的要因からお米を守り、おいしさと安全を保つために有効なアイテムです。
お米を長期的に保存することが多い家庭にとっては、必須アイテムと言っても良いでしょう。
今後、お米の保存方法を見直したい方や新生活を始める方はぜひ今回ご紹介した商品も参考に、使いやすい米びつを探してみてください。
米びつは扱いにくいと感じる方は、ジップロックなどの密閉袋やペットボトルなどもおすすめです。
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