小さい子供が簡単に乗れる自転車として人気なストライダー(ランニングバイク)。
「危ない」や「三輪車」の方が良いという理由からいらないという声も多くみられます。
うちはストライダーのおかげで簡単に自転車に移行できたね
値段も高いし本当に必要か悩む人も多いよね
本記事では、ストライダーは本当にいらないのか口コミと評判からメリットとデメリットを検証いたしました。
結論からいうと、バランス感覚を養うことができ、自転車への移行もスムーズなためストライダーの購入をオススメします。
記事の後半では、実際にストライダーを使用した感想と使用時に気をつけた方が良い点も紹介しています。
これから購入を検討されている方は、是非参考にしてみてください。
ストライダーはいらないのか?口コミと評判を検証
ストライダーに関する口コミを調査したところ、「いらない」という意見と「必要」という意見のどちらも見うけられました。
まずはストライダーに関する口コミの詳細をご紹介いたします。
ストライダーはいらないという口コミと評判
「ストライダーはいらない」といった旨の意見としては、以下のような口コミが投稿されていました。
・ストライダーは危ないのでいらない
・扁平足になる恐れがあるのでいらない
・置き場所に困るのでいらない
ストライダーは危ないのでいらない
ストライダーの安全性を危惧し、いらないと評価する口コミが複数見受けられました。
小さな子供にも乗りこなせるとはいえ、坂道などスピードが出やすい場所では制御が難しくなるため事故が起こるのではないかと心配する方も少なくないようです。
扁平足になる恐れがあるのでいらない
一般的に、子供の足は6歳までに基礎が完成すると言われています。
基礎が形成されるまでの間に自分で歩く頻度が減ると土踏まずができず、扁平足になるリスクが高まるのです。
ストライダーを使うことでも扁平足になる可能性があることから、購入をやめる方も見受けられました。
置き場所に困るのでいらない
ストライダーは子供用自転車に比べて小さいですが、それでも自宅のスペースに限りがある場合は置き場所に困る可能性があります。
自転車に移行するまでしか使わないことを考えると、スペースを圧迫させてまで購入する必要はないと考える方もいました。
ストライダーは必要という口コミと評判
「ストライダーは必要」といった旨の意見としては、以下のような口コミが投稿されていました。
・バランス感覚が身に付きやすいので必要
・すぐに自転車に乗れるようになったので必要
・子供が楽しんでくれるので必要
バランス感覚が身に付きやすいので必要
自転車に乗るうえで必要なバランス感覚を身に付けるため、従来は保護者が荷台を支えた状態で子供が自転車に乗るという方法が主流でした。
ストライダーがあれば保護者が直接支えなくてもバランス感覚が身に付きやすくなるため、その必要性を評価する方もいました。
すぐに自転車に乗れるようになったので必要
上記に繋がるポイントですが、ストライダーは自転車に乗る感覚を疑似的に体験することができるため自転車への移行がしやすくなります。
子供がすぐに自転車を乗りこなせるようになった体験から、ストライダーは必要と感じる方もいるようです。
子供が楽しんでくれるので必要
ストライダーを購入した結果、子供が楽しんで乗るようになったという口コミが多く見受けられました。
自転車の練習という目的だけでなく、子供が外出を楽しむための乗り物という一面もあることからストライダーを購入して良かったと評価されています。
評判からみるストライダーはいらないと感じる人の特徴
ストライダーに対する口コミから、以下の特徴に当てはまる方は「ストライダーはいらない」と感じる傾向にあることがわかります。
・事故のリスクが心配な人
・練習は子供用自転車で十分と感じる人
・子供が興味を持っていない人
ストライダーは自転車の練習に効果的とはいえ、子供が乗っている間はしっかりと制御しなければ事故が起こるリスクは避けられません。
子供を制御する必要があるなら、最初から子供用自転車に乗せて支えながら常に監視と制御をした方が良いと感じる方もいることでしょう。
また、せっかくストライダーを購入しても子供が興味を持ってくれなければ使われることはなく無駄になってしまう可能性もあります。
ストライダーを使用するメリットとデメリット
ストライダーの購入を判断するにあたって、口コミだけでなく主なメリット・デメリットについても把握することが大切です。
ここでは、ストライダーを使用することのメリットとデメリットをご紹介いたします。
ストライダーを使用するメリット
ストライダーを使用することのメリットは、以下の3つです。
・自転車に慣れるまでが早くなる
・体の使い方が上手になる
・友達と遊ぶときの楽しみが増える
自転車に慣れるまでが早くなる
ストライダーにおける最大のメリットが、すぐに自転車を乗りこなすことができるという点です。
ストライダーの使用を続けるうちに地面を蹴って進む力やバランス感覚が養われ、補助輪なしで自転車に乗ってもすぐに乗りこなせるようになります。
体の使い方が上手になる
ストライダーで脚力やバランス感覚を身に付けた子供は、体の動かし方に対する理解度が深まり運動が上手になる傾向にあります。
「片足立ち」や「かけっこ」などをこなす中で、体を動かすことに楽しみを覚えれば今後の運動能力も伸びやすくなることに期待ができます。
友達と遊ぶときの楽しみが増える
近年高い人気を博しているストライダーは、今や多くの子供が乗っているおもちゃです。
同じくストライダーを持っている友達がいれば、一緒に乗って遊びながら楽しむこともできます。
また、ストライダーのレースイベントも開催されているため、参加すれば友達を増やすきっかけにもなることでしょう。
ストライダーを使用するデメリット
ストライダーには様々なメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。
乗り過ぎると扁平足になりやすい
先述したように、足の基礎が完成しない時期にストライダーで移動する頻度が増えると扁平足となるリスクが高まります。
扁平足となれば体が疲れやすくなり、姿勢や骨格にも影響が及ぶため、乗り過ぎには注意が必要です。
乗る環境に注意が必要
子供によっては、かなりのスピードを出してストライダーに乗る場合があります。
他の子供や道路を走る車と衝突する事故にもつながるため、必ず保護者の目が届く範囲かつ近くに人がいない環境で遊ばせることが大切です。
ストライダーを購入する際に考慮した方が良い点
子供に合ったストライダー(キックバイク)を購入するためにも、以下のポイントに考慮しながら選びましょう。
対象年齢
「ストライダー」を含め、キックバイクの多くは対象年齢が2歳以上となっています。
モデルによって対象年齢は異なるため、必ず確認したうえで購入しましょう。
サイズ
対象年齢と併せて、本体のサイズも必ず確認しておきましょう。
子供の年齢に合ったキックバイクでも、小柄な子供の場合は地面に足がつかず上手に使えない可能性があります。
ブレーキがあるかどうか
キックバイクは、モデルによってブレーキの有無が異なります。
走ったり止まったりといった動作は足で行うため、キックバイクにブレーキは必須ではありません。
しかしブレーキがないモデルは、いざというときにスピードのコントロールができなくなるため保護者が常に監視と制御をしてあげる必要があります。
一方でブレーキがあるモデルはスピードの制御がしやすく自転車と同等の操作感覚を覚えさせることができますが、その分重量がある点がデメリットです。
安全性と持ち運びのしやすさのどちらを取るか考えながら、ブレーキの有無にも注目してキックバイクを選びましょう。
ストライダーを実際に使ってみた感想
実際に子供にストライダーを使ってもらったところ、ある5つのポイントを実感することができました。
口コミや一般的なメリット・デメリットからは見えなかったポイントもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
感想①:身長の小さい子供でも乗れる
感想②:バランス感覚がやしなわれる
感想③:ヘルメットをかぶった方が良い
感想④:公園など車が通らない場所で使用
感想⑤:すぐに自転車に移行できる
感想①:身長の小さい子供でも乗れる
ストライダーの対象年齢は1歳半~5歳まで、体重27kgまでの子供であれば乗ることができます。
サドルを最も低い位置まで下げれば身長80cmほどの子供でも両足を地面につけ、問題なく使えていました。
感想②:バランス感覚がやしなわれる
ストライダーに乗り始めてから2~3日程度経った頃、自ら地面を蹴りながら速く走ることができるようになりました。
その後も曲がるときはハンドルを操作しつつ体重を移動させたり、少しだけ両足を浮かせながら乗ってみたりと、見る見るうちにバランス感覚がやしなわれていくのが分かります。
感想③:ヘルメットをかぶった方が良い
当然ながら、子供がストライダーに慣れないうちは何度か転ぶこともあります。
自転車とは違いヘルメットの着用が義務付けられているわけではありませんが、万が一のケガを防止するためにヘルメットやプロテクターを装着しておいた方が良いと感じました。
感想④:公園など車が通らない場所で使用
盲点となりがちなポイントですが、ストライダーで公道を走ることは法律で禁止されています。
公道でなくとも、駐車場など車が通るような場所や坂道のある場所は危険なため避けるべきです。
筆者も公園のように広く平坦な場所で、周囲に他の子供がいないか注意を払いながら使うことを意識していました。
感想⑤:すぐに自転車に移行できる
子供が4歳になったタイミングで子供用自転車をプレゼントしてみたところ、1週間ほど練習をしただけで補助輪なしで自転車を漕げるようになっていました。
想像以上に早く自転車の操作感覚を掴んでペダルを漕ぐ子供の姿を見て、ストライダーでバランス感覚が確実にやしなわれていると改めて感じることができました。
おすすめのランニングバイク3選
ランニングバイクはストライダー以外にも様々なブランドがあり、性能や使い勝手はブランドごとに異なります。
ここでは、おすすめのランニングバイクを3つご紹介いたします。
・ストライダー スポーツモデル (STRIDER Sport)
・IDES(アイデス)D-Bike KIX AL
・キッズバイク SPARKY
ストライダー スポーツモデル (STRIDER Sport)
本記事でご紹介した、「ストライダー」のスポーツモデルです。
対象年齢は1歳半~5歳と幅広く、異なるサイズのシートを使い分けると子供の成長に合わせて長く使うことができます。
足を乗せる部分はフラットで滑りにくいフラットステップを標準装備しており、足を乗せやすく小さな子供の力でも車体をコントロールしやすくなっています。
IDES(アイデス)D-Bike KIX AL
スポーティなデザインが特徴的なキックバイクで、対象年齢は1歳~3歳未満となっています。
ブレーキがついているため、スピードを制御しやすいという安心感があります。
フレームには軽量なアルミ素材を使用しており、太さのある見た目に反して持ち運びがしやすいこともポイントです。
キッズバイク SPARKY
すでに組み立てが行われており、購入後に工具を利用して組み立てる手間がないキックバイクです。
通常の自転車と同じくしっかりと効く後輪ブレーキや、どこでも自立できるキックスタンドが装着されており、公園など他の人がいる場所でも安心して使うことができます。
ストライダーに関するよくある質問
最後に、ストライダーに関してよくある質問を回答と一緒にまとめました。
・ストライダーは危ないですか?
・ストライダーは西松屋で購入できますか?
・ストライダーとキックバイクの違いはなんですか?
・ストライダーと三輪車どっちが良いですか?
ストライダーは危ないですか?
子供がストライダーで走ることに夢中になると、スピードが出て制御できなくなる可能性があります。
そのため、公道や近くに他の子供がいる場所で1人で遊ばせることは危険です。
ただし保護者が目を離さず監視していること・ヘルメットやプロテクターを装着させること・公道以外の広い場所で走らせることを心がければ、危険な乗り物ではありません。
ストライダーは西松屋で購入できますか?
西松屋に「ストライダー」は販売されていませんが、オリジナルブランドのキックバイクが販売されています。
公式オンラインストアでも購入可能ですが、店舗によっては試乗できることもあります。
実際に使用感を試してから購入したい方は、お近くの西松屋店舗でチェックしてみると良いでしょう。
ストライダーとキックバイクの違いはなんですか?
ストライダーとは、アメリカの「ストライダー」というブランド名およびそのブランドから販売されているペダルのない幼児用バイクの総称です。
一般的にペダルがない幼児用バイクのことは、総じてキックバイクと呼ばれています。
つまり、ストライダーとは「キックバイク」という大枠の中に含まれているモデルの1つということです。
ストライダーと三輪車どっちが良いですか?
ストライダーと三輪車は、似ているように見えて操縦感覚が大きく異なります。
自転車の上達を早めたい場合はストライダーが適していますが、バランス感覚よりもマイペースに遊ぶことを重視したい場合は三輪車がおすすめです。
まとめ
ストライダーは安全性を危惧して「いらない」と言われるキックバイクの1つですが、保護者がしっかりと監視をしながら子供にヘルメットなどを着用させることを心がければ危険ではありません。
小さなうちからストライダーで遊ぶことに慣れればバランス感覚や運動能力がやしなわれ、自転車へ移行しやすくなります。
ただし、公道でストライダーを走らせることは法律で禁止されているため注意が必要です。
ストライダー以外のメーカーからもキックバイクは販売されているため、本記事でご紹介したモデルも参考に子供に合うものをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
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