万が一の事態に備え設置している方が増えているドライブレコーダー。
前方を撮影するためのドライブレコーダーを設置している方は多いですが、後ろのドライブレコーダーは「いらない」と言われることも。
本記事では、ドライブレコーダーがいらないと言われる理由から、本当に必要ないのか?を検証。
ドライブレコーダーは後ろに付けるか検討されている方は参考にしてください。
ドライブレコーダーは後ろにいらないと思う理由
ドライブレコーダーは後ろにいらない、そのように考えられる主な理由は以下の通りです。
1、事故の多くは前方で起きているからいらない
2、前についているからいらない
3、本体費用、取り付け費用が高いからいらない
ドライブレコーダーは交通事故発生時の証拠を確保するために有用なアイテムですが、自ら起こす交通事故の多くは前方で発生します。
また、後ろから衝突された場合は後続車側の過失とみなされる可能性も高いことから、「前方にさえ取り付けていれば十分」と考える人が多いようです。
さらに、ドライブレコーダーを前方・後方の2ヵ所へ取り付ければ、その分費用がかかってしまうことも理由のひとつとされています。
ドライブレコーダーが後ろになくて後悔したエピソード
ドライブレコーダーを後方に取り付けていないことにデメリットはあるのでしょうか。
ここでは当サイトで募集した「ドライブレコーダーを後ろに付けていなかったことを後悔した」というエピソードをご紹介いたします。
朝の通勤時間帯、煽り運転にあいました。幅の狭い道路で後ろからクラクションを連打され、追い抜かれた。左側の車体をガードレールに擦ってしまいそうになるシチュエーションも。後ろにドラレコがあれば警察に提出したのに。
朝仕事に行こうとしたらトランクに初心者マークがついてる。傷とかでなかったから良いけど…。後ろにはいらないと思ってたけど、やっぱり必要かなと感じました。
車に乗ろうと思ったら後方バンパーに大きな傷が…。一週間マンションの駐車場に停めっぱなしだったので、考えられる原因は隣の車。隣はシェアカーのため、誰がぶつけたかを特定するのが難しいとのこと。
シェアカーの会社が善意で修理してくれたからよかったけど、当て逃げだったら特定不可能。やっぱり後ろにもドライブレコーダーつけるべきだと思いました。
初めて煽り運転にあいました。ニュースで見ているけど、実際被害に会うのは全然違います。後ろで蛇行運転され、かなり恐怖でした。
費用が高いからいらないと思っていた後のドライブレコーダーですが、すぐにつけました。
また、ドライブレコーダーを後ろに取り付けたことで証拠の確保に役立つ場面があったという声も見受けられました。
煽り運転にあい、後ろから追突されましたが、そのまま逃亡。雨天でしたが後のドライブレコーダーにはっきりとナンバーが写っていたため、すぐに解決しました。
後ろにドライブレコーダーつけておいて良かったと思いました。
本当にドライブレコーダーは後ろにいらないのか?
上記にてご紹介したエピソードからも見えてくる通り、以下のような理由からドライブレコーダーは後ろにも取り付けるべきだと言えます。
・事故は後ろからも発生する
・あおり運転が増加している
・駐車時は全方位の撮影が必要
事故は後ろからも発生する
交通事故は前方だけでなく、後続車が原因で発生する可能性も十分にあります。
後続車に過失があるとみなされる場合が多くても、相手によっては少しでも不利な状況から遠ざかろうと嘘をつかれるケースもあるのです。
後続車に過失があるという証拠をこちらから提示することができなければ、最悪の場合過失のない自分まで賠償責任を負わされる恐れがあります。
あおり運転が増加している
後続車によるあおり運転が未だ多く発生している日本の道路事情では交通事故とまではならずとも、ドライバー同士のトラブルへと発展するリスクが常に潜んでいます。
いざという時に自分の身を守ってくれる後ろのドライブレコーダーは、心強い存在となることでしょう。
ドライブレコーダーと併せて、ステッカーを装着して録画中であることをアピールすればよりあおり運転の抑止に効果的です。
駐車時は全方位の撮影が必要
運転中だけでなく、駐車時のイタズラなどの防止にもドライブレコーダーは役立ちます。
先ほどご紹介したエピソードにもあった通り、駐車中は前方のドライブレコーダーだけでは捉えきれない車体後方にイタズラをされるケースが実在します。
駐車中も周囲の様子を監視してくれる「駐車監視機能」を搭載しているドライブレコーダーを後方にも取り付けておけば、予期せぬ被害に備えることが可能です。
後ろのドライブレコーダーを買うならどれが良い?
ここまでドライブレコーダーは後ろにも付けた方が良いとお伝えしました。
では、実際にどのドライブレコーダーが良いのか。
おすすめのドライブレコーダーもご紹介いたします。
・後ろのドライブレコーダーを買う際のポイント
・後ろのドライブレコーダーにおすすめの製品3選
後ろのドライブレコーダーを買う際のポイント
後方ドライブレコーダーを選ぶ場合、以下の4ポイントに注目してみましょう。
ポイント1 解像度の高さ:細かい部分まで映るかを確認
ポイント2 防水性:車外にも取り付け可能か
ポイント3 夜間の撮影:夜でも綺麗に映るか、白飛びに強いか
ポイント4 画角の広さ:映る範囲が狭くないかを確認
ポイント1 解像度の高さ:細かい部分まで映るかを確認
ドライブレコーダーで記録した映像を交通事故の証拠とする場合、「相手のナンバーを読み取れているか」という点が重要になります。
相手のナンバーや事故現場の詳細を鮮明に映し出すことができるように、高画質なカメラを搭載したドライブレコーダーを選びましょう。
具体的な目安としては、解像度は「フルHD(1920×1080)」、画素数は「200万画素」以上が理想的です。
ポイント2 防水性:車外にも取り付け可能か
後ろのドライブレコーダーは、車内よりも車外に取り付けた方がより鮮明な映像を残すことができます。
種類は限られてしまいますが、雨が降っても問題なく作動する「防水性能」を備えた製品を選ぶことをおすすめします。
ただし車外の取り付けに対応しているドライブレコーダーでも、車種によっては適切な取り付け場所がなかったり、業者へ取り付けを依頼する際に通常よりも工賃が高くなる可能性があるため注意が必要です。
ポイント3 夜間の撮影:夜でも綺麗に映るか、白飛びに強いか
夜間にドライブレコーダーで映像を撮影すると、暗くて周囲の状況を鮮明に把握できなかったり、白飛びして相手車のナンバープレートが見えないというケースが少なくありません。
交通事故は夕方や夜間に発生する場合が多いため、暗い環境下でも鮮明な映像を残せるように「明るさを調整する機能」や「白飛びに強い性能を備えているか」も確認しながらドライブレコーダーを選びましょう。
ポイント4 画角の広さ:映る範囲が狭くないかを確認
ドライブレコーダーが映像として残すことのできる範囲にも要注意です。
視野の狭いドライブレコーダーは、交通事故や駐車時のイタズラなど決定的な瞬間を捉えきれない恐れがあります。
ドライブレコーダーの画角は横方向の撮影範囲である「水平画角」、縦方向の「垂直画角」、斜め方向の「対角画角」に分けられています。
このうち、水平画角が108°以上のカメラを搭載している製品であれば、後方から側面までの状況を広く映像に残すことができるためおすすめです。
後ろのドライブレコーダーにおすすめの製品3選
1. 夜でもクッキリ撮影でき白飛びに強い、日本製のドライブレコーダー
2.【コスパ最強】リアガラスがスモークガラスでも明るく撮影できるケンウッドのドライブレコーダー
3.前方は360度カメラで車内も撮影可能。駐車監視保証サービスもついた コムテックのドライブレコーダー
1. 夜でもクッキリ撮影でき白飛びに強い、日本製のドライブレコーダー
「VREC-DH300D」は、前方・後方用のカメラがセットになった「前後2カメラ」タイプのドライブレコーダーです。
前方カメラは約370万画素、後方カメラは約200万画素という高解像度センサーを採用しており、鮮明な映像を撮影することができます。
さらにSONY製のCMOSセンサーも搭載することで、従来のドライブレコーダーに比べて100分の1以下の光量でも撮影可能な「ナイトサイト」にも対応しています。
夜間でも周囲の状況がくっきりと映り、白飛びも抑制されるため安心です。
Amazonのカスタマーレビューでは「シンプルで使いやすい」という感想が多く見つかりました。
とにかく無駄を省いてドラレコとして必要な機能だけを追求した商品です
1440pの解像度良し
昼の映り良し
夜間の映りも良し
モニターの映りも良し、操作性もシンプルで良し
SDカードは128GBに対応
取り付けも簡単で配線を少し隠す程度ですが30分くらいで終わりました
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画質が良く夜でも明るく非常に良い。
他メーカーであっても使わない機能や便利そうに見えて誤作動の多い機能が着いたモデルが多い中、潔ぎよくシンプルなので、嫁さんが使うにはもってこいです。
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ブランド | カロッツェリア(carrozzeria)/パイオニア(Pioneer) |
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画面サイズ | 3 インチ |
解像度 | フロント:2560×1440/27fps リア:1920×1080/27fps |
録画視野角 | フロント:水平112° リア:水平105° |
その他 | ・駐車監視モード ・常時録画+衝撃録画/自動起動 ・ナイトサイト(夜間撮影) |
2.【コスパ最強】リアガラスがスモークガラスでも明るく撮影できるケンウッドのドライブレコーダー
同じく前後2カメラタイプの「DRV-MR450」は、前後ともに207万画素のフルHDに対応したカメラを採用しています。
さらに白飛びを抑える効果がある「HDR機能」も搭載しており、鮮明な映像を残しやすい撮影性能が魅力的です。
また、スモークガラスの濃さに合わせて録画時の明るさを調整することができる点も特長と言えます。
Amazonのカスタマーレビューでは「日本製で安心」という感想が多く見つかりました。
前後のカメラがあるものを探していました。機能は十分で映像も映りがよく、満足しています。
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メンテナンスフリー、しかも日本製で安心です。
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ブランド | ケンウッド |
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画面サイズ | 2 インチ |
解像度 | フロント:1920×1080/27.5fps リア:1920×1080/27.5fps |
録画視野角 | フロント:水平122° リア:水平100° |
その他 | ・常時録画 ・スモーク シースルー機能 |
3.前方は360度カメラで車内も撮影可能。駐車監視保証サービスもついた コムテックのドライブレコーダー
コムテックの「HDR360GW」は前後2カメラを搭載しているだけでなく、前方は360°撮影に対応したカメラを採用しています。
車外だけでなく、車内の様子もしっかりと撮影できる安心感の高さが魅力です。
さらに駐車監視機能も搭載しているので、駐車中のイタズラや犯罪にも備えることができます。
Amazonのカスタマーレビューでは「360度は安心できる」という感想が多く見つかりました。
今のこの時代、ドラレコがあるとすっごい安心。
取り付けも自身でおこなったが初めてながら、、問題もなく出来ました。
360度っていいですよね!
流石に横ゎガッツリ見えるわけでは無いものの、ないに超した事は無いですね
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360度撮れるのは安心。
駐車監視もしっかり取れてます。
バッテリーだけ容量の多いものに変えましょう!
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ブランド | コムテック |
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画面サイズ | 2.4 インチ |
解像度 | フロント:1856×1856/27.5fps リア:1920×1080/27.5fps |
録画視野角 | フロント:水平360° リア:水平136° |
その他 | ・常時録画 ・駐車監視機能 ・360°撮影 |
後ろのドライブレコーダーに関するよくある質問
・後ろにドライブレコーダーはいらない?
・後方のガラスにスモークを貼っている場合のドライブレコーダーはどうすれば良い?
・後ろにドライブレコーダーを取り付けた場合、「録画中」のステッカーも貼らなければいけない?
後ろにドライブレコーダーはいらない?
必ずしも後ろにドライブレコーダーを取り付ける必要はありません。
しかし、交通事故やあおり運転に遭遇した際は後方の状況を把握できるような証拠が必要とされる場合があります。
万が一の時に備え、前方だけでなく後方にもドライブレコーダーを取り付けておくと安心でしょう。
後方のガラスにスモークを貼っている場合のドライブレコーダーはどうすれば良い?
スモークガラスによりドライブレコーダーの映像が不鮮明になってしまう場合は、車外に取り付けても問題ない「防水性能」のある製品や、スモークガラスの濃さに合わせて明るさを調整できる製品の購入をおすすめします。
後ろにドライブレコーダーを取り付けた場合、「録画中」のステッカーも貼らなければいけない?
ステッカーの貼り付けは任意ですが、ドライブレコーダーで録画中であることをアピールできるため、あおり運転の抑制につながるというメリットがあります。
万が一の安心を買うと考えドライブレコーダーは後ろにも付けよう
後ろのドライブレコーダーはいらないのか?
答え:義務ではないが、万が一の安心を考えると付けた方が良い。
「ドライブレコーダーは前方にだけ取り付けていれば十分」と考えられることが多いです。しかし、交通事故やあおり運転は、いつどのように遭遇するか予測できません。
自分の身を守るためにも、ドライブレコーダーは後ろにも取り付けておくと安心です。
後方用のドライブレコーダーを購入する際は、今回ご紹介した選び方のポイントに注目しつつご自身の車に適した製品を探してみてください。
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